HAPPY舞台のメモ

昨日、虚無リンピックというブログを読みました。ブログの貼り付け方がわからないので気になる人はTwitterで検索してください。



応援してる推しさんが出演している作品が割とあって共感の嵐でお友達とゲラゲラ笑えて楽しかったです。




オタクって好きならなんとしても多ステ・全通しなくちゃいけないって空気があって、面白くなくてもお金を払ってしまうんですよね。



そもそもチケットを取れるのはだいたい数ヶ月前でその時点では面白いかどうかがわからないので、面白くなかったら通わなくていいは暴論だなとも思います。観てから決めたらいい席は確保出来ないし、面白くなくて行かないという選択をしようにも手元には多数のチケットがあって、チケットは安くないのでお金をドブに捨てる訳にもいかなく行かざるを得ない状況ですよね。

それで足元を見られて面白くない上にぜんぜんお金がかかってないしょうもない舞台が、2.5次元ブームが流行ったのもあって、次から次へと生み出されていってます。(個人的な感想です)

2.5次元制作の大手である運営の物販が数年前から進歩が全く見えないのもオタクが舐められているからだと思いますし、某脚本家に仕事があるのも利益が出てるから仕事が行くんでしょうね。

私はオタクのそのどうしようもない虚無感を笑いに昇華しようというランキング嫌いじゃないです。








一応俳優ファンなので彼が出演してた作品については概ねわかるんですが、他の作品もわりと知ってたし同担のオタクも他の舞台のことも知ってました。彼のファンはDDが多めなのもあると思うんですが、彼が演技が好きなので舞台が好きで色んな舞台を観に行くオタクが多いような気がします。俳優とオタクは似るっていうやつですかね。






お友達と虚無舞台についてあるあると笑った帰り道に楽しかった舞台ってなんだろうと思い、メモ替わりに書いておこうと思います。





個人的に観てよかったHAPPY舞台は

🚴ペダステ

🌸薄ミュ

🌺少年社中さんに客演にいったもの

☠髑髏城

🌼エーステ


ですかね。







🚴舞台弱虫ペダル(直線鬼以外)🚴

ペダステはですね、彼に出会ったきっかけであり舞台にハマったきっかけでもあるので他の舞台より思い入れが深いです。




実写映画化みたいにストーリーもキャラも制作や俳優の都合のいいようにされて、舞台も原作が大切にされてないんじゃないかと思ってたんですが、ペダステは原作が大切にされているように感じました。



人によってはこんなのぜんぜん〜くん(キャラ名)じゃないって思う人もいると思いますし、ギャグのシーンでキャラ崩壊しがちなキャラもいます。


でも、面倒臭いオタクなのでストーリーもキャラもなにもかも原作通りの舞台だったらそれこそ原作のマンガやアニメを見ればいいのでは?と考えるので、ペダステは原作を大切にしつつ舞台ならではの演出があるので観ていて楽しいです。




キャラ崩壊ぎみなところはありますが、シリアスのここは抑えてほしい重要なシーンは茶化さずに抑えてくれているので笑いとのメリハリがあって好きです。オタクに通ってもらうために若手俳優が面白くもない日替わりをよくしてますけど、ペダステは面白い日替わりが多いのもオススメです。




弱ペダの熱くて泥臭い雰囲気と演出のシャトナーさんの熱くて泥臭くて古典的だけど画期的な演出がとてもマッチしてます。


ミニハードルみたいなものをサドルに見立てて走り続けるという過酷な舞台なので役者も本気で取り掛からないと危なく、それこそ酸欠で死にそうになりながら演じているので、役者から伝わる熱意の波動が凄まじいです。なんだかんだいってもペダステに出てる俳優さんのことをみんな好きなのはそういう部分が大きいように思います。



それと個人的には吉本新喜劇で育ったのでコッテコテのネタが面白くてしょうがないです。キャストも関西圏出身が多くて笑いのノリが合うのだと思います。



原作を読んでるととても楽しいけど、原作を読んでなくても楽しいと思いますので機会があったら観てください。特に許してやったらどうやを正しい発音で言えない方はぜひ観てください。







🌸ミュージカル薄桜鬼・少年社中さん🌺

これはもう毛利さんの演出が好きというしかないです。私が舞台にハマったのが遅かったのでDVDで観たものが多いのが残念です。


初期の薄ミュは2.5作品が少なく、みんな駆け出しで稽古期間が豊富にあったので丁寧に作られてます。そのおかげでだいたいみんな今でも大切にしてくれるのが嬉しいです。それとキャストがだんだん演技や殺陣や歌が上手になっていきます。




乙ゲー原作なので攻略キャラの√ごとに公演があってどのキャラの√から観てもいいです。ですが、斎藤、沖田、土方、風間、東堂篇をやった後に次は最後の攻略キャラの原田篇かなと思ったところに原田篇飛ばして過去の黎明録や新選組奇譚をやり、更にその後に原田篇をし、さらに原田篇の後に再び土方篇をするというよくわからないことになっています。


黎明録の時もいきなりのキャス変と次の舞台の傾向に戸惑いまくった記憶があります。しかも、キャス変するキャラとキャラ変しないキャラがあり、続投なのかキャス変なのかがわからずいつキャス変するかとビクビクしてて闇鍋状態でした。




ペダステや薄ミュ、この間のあんステといい大人の事情ですね。



少年社中さんの作風は、主人公である少年や若者が架空世界を舞台に、様々な人物と出逢い困難を乗り越えて行く、ファンタジー色の強い作風が特徴(wiki)だそうでそんなの二次元オタクは好きにならざるを得なくないですか?



客演で色々な俳優が出演していることが多いので、2.5次元舞台を観て舞台を好きになって2.5次元以外の舞台は興味はあるけど踏み出せないという人は観やすいんではないかと思います。彼が出演してた舞台と薄ミュくらいしか観てないんですが毛利さんの舞台を観た後は、良いものをみたな〜面白かったな〜って思える舞台です。







☠髑髏城の七人 season月 下弦の月

大手の劇団だけあってとても面白いです。面白いとしか言えません。


この舞台は花鳥風月のシリーズで同じストーリーを違う役者、演出で行う舞台です。花鳥風は観てないんですがそうそうたる顔ぶれで、月はダブルチーム上弦の月はテレビによく出る若いファンが多いであろう俳優を起用し若いファンを取り込もうとし、下弦の月は声優や2.5次元舞台に出てる俳優を起用することによってオタクを取り込もうとしています。固定ファンがついていて人気なのにそれ以外のファンを取り込もうとする貪欲さに痺れます。



普段は2.5次元舞台を観ることが多いのでまず制作費が違いすぎてお金のかかりようにビビり倒しました。専用の360°回転シアター、デイモン閣下の歌が鳴り響き、雨は降るしなんと川があります。



それでいて、舞台の内容は歌って踊って笑えてちょっぴり泣けて王道中の王道でした。織田信長を題材にしておりオタクにとってもポピュラーでわかりやすく、ストーリーも昔は仲間だったキャラが仲違いし戦ったり、仲間だったキャラが敵になったりキャラの対比もあり、オタクはそういうの大好きです。ストーリーが誰が観ても王道でわかりやすく、エンタメ性が高く楽しいのに、最後には感動もして、それでいて考える余地もあるという素晴らしい舞台でした。


ストーリーがバチバチに面白くて約4時間もあったのにぜんぜん眠くなることがなく夢中になってたらいつの間にか終わりました。いい舞台というのは眠くならないし時間がすぎるのが早いですよね。


新しいことにチャレンジしていて画期的なのに王道で面白いという最高の舞台でした。

エンタメ性が高い舞台や少年漫画的な王道が好きな人に観てほしい作品です。






🌼MANKAI STAGE A3!

これぞ2.5次元舞台だ!ネルケだ!わっしょーい!という舞台で、初めて2.5次元舞台を好きになった時の気持ちを再び味わえました。


演出の松崎さんの他の舞台を観劇した時に私とは好みが合わず、警戒してたのが嘘のように面白かったです。




ただただ観ていて面白いし幸福度が高いです。2.5次元舞台はストーリーがおかしい脚本だったり、原作をほんとに読んでるのか疑う演出家だったり、演技が下手な俳優やキャラというより演じる俳優まんまだったりと、どこかしらイライラポイントがあるのに対して、エーステは脚本、演出、演者、どれをとってもイライラするところがなかったです。話が初見でもわかりやすく出来ているがストーリーやキャラに重要なポイントは抑えて纏まっており、もう一息という俳優が1人いますがキャラ的にも許容範囲ですし、出てくる俳優みんながちゃんとしたキャラに見えてみんな演技が上手でした。



俳優の努力やポテンシャルの高さもあるだろうけど、みんながちゃんとしてるっということは演出家の指導がいいんだろうと思います。いい演出家の指導の元稽古期間をしっかり取ればいい演技が出来上がるという正しい例です。


やっぱり歌って踊って笑ってちょっぴり泣けてという王道の話が好きなのでとても楽しかったです。千秋楽でキャラに変化が起きて演出が変わったのもキャラ達と一緒に時を歩めていた感じがして最高でした。




演者やネルケのスケージュールだったり大人の事情で東京凱旋公演がまだ残っておりライビュもあるので、2.5次元舞台に興味はあるけど踏み出せない人や2.5次元界隈に疲れたオタクに特に観てほしい作品です。











メモにしては文章力が多くなりました。振り返る内に私は舞台の話は歌って踊って(走って)笑えてちょっぴり泣けてという王道の話が好きで、演出が画期的な挑戦をする舞台が好きなんだと思います。このような舞台が他にもあるなら是非紹介してください。