サプライズ演出は現在応援しているファンのためのもの

サプライズ演出は原作ファンのためなんではないだろうか。原作ファンひいてはその.5舞台を現在応援しているファンを第一に考えたものだと思う。

 

 

原作のオタクと俳優のオタクどっちがより多いかなんて俳優オタクしてれば普通にわかるし、その.5舞台のファンを大切にすることなんてわかりきっている。そもそも舞台俳優は舞台を作るピースなんだから俳優オタク中心には舞台は回っていない。菅田将暉とかジャニーズとかレベルになってから俳優中心に映画やドラマが作られるようになるものだ。舞台俳優ファンより原作ファンの方が大事。

 

私はサプライズ演出がそもそも日常生活でも嫌いなのであの演出は原作ファンであろうと良しとはしないけど、サプライズが好きな人は沢山いるので結果的にはいい反応の方が多いのでないだろうか。まぁアンケートによって運営サイドが今後サプライズ演出をするかどうか決めると思う。運営サイドにとっても飽きられないように色々試行錯誤している段階なので責められるものではない。運営は.5舞台の経験が長いのに俳優ファンから叩かれそうなサプライズ演出をしたということは、今までの経験から俳優ファンより原作ファンを大切にした方がいいと結論だしたからではないだろうか。

 

 

 

私は俳優のファンなのでサプライズで推しが出演とかしたらたまったもんじゃないとは思うけど、「笹…くんの顔が好き」って言った程度なのにオタク友達から出演していたことを愛知公演の後にLINEがすぐ来た。そういうことだ。俳優オタクは色んな人とチケット協力をするのだから普通に俳優オタクをしていたら誰かしらから情報が回ってくるのは当たり前だ。俳優オタクなのにその情報が回ってこないってことは普段から舞台に通ってないということになり、自名義で数回しか通ってないのに旨みだけ吸い取ろうとするのは俳優オタクとしてはどうかと思う。俳優オタクをしていて必要なのは情報収集能力なのは明らかなのにそれを怠っていた俳優オタクの落ち度でもあると思う。(俳優オタクはヒプマイが舞台化することもその時期も概ね予想できていたし、鬼滅の舞台の俳優も概ね予想できていた)それに最速先行が終わっていたとしてもCD先行がある。むしろCDを積んでほしいから最速先行がとても速いぐらいである。恐らく最速先行の当たりを減らしてCD先行の当たりを増やしていると考えるので、CDを積めば普通に通えそうである。そこまで俳優オタクに不利ではないのではと考える。(もしも最速先行がよく当たるようなら現在舞台に通っているオタクを大事にしたということだ)最速先行が終わるまでに情報を知らないような普段から舞台に通ってないようなオタクがCDをそんなに積むかは疑問だが。

 

 

 

俳優オタクしてればわかるように古参や茶の間ももちろん大切でどちらも必要な存在であるが、現在金を出して応援しているオタクが1番偉いし大切な存在だ。それは舞台にとってもそうであり、現在金を出して舞台に通っている舞台のファンが偉いし大切な存在なのだ。だから原作のキャラ推しは舞台に出ることを知らなくて観れてなくてもしょうがない。そして俳優は舞台のピースであり、俳優オタクより舞台オタクの方が多いのだから舞台オタクの方をより優先するのは当たり前である。

2.5次元舞台は俳優のためでも俳優オタクのためにも回っていない。原作オタクひいては現在その2.5次元舞台を応援しているオタクのための舞台だ。商売なんだから当たり前。その事実があるので情報収集が必要なのも当たり前なので俳優オタクは不満を言うより金集めとオタク友達との繋がりを大事にするべき。

 

 

 

最後に、サプライズ演出についてどうこう言ってる人のブログは読んでません。こういう人がいるだろうなという架空の想定に対しての個人的な自分の考えです。

ちゃんとも(廣瀬智紀さん)の結婚について俳優オタクが思ったこと

廣瀬智紀さん(ちゃんとも)が川栄李奈さんと結婚妊娠の報告をした。まずはおめでとうございます。

 

 

でも、ちゃんともの結婚を聞いてとてもショックを受けてしまった。

 

 

ちゃんとものことは普通に好きだがファンではない。それでもショックを受けてしまった。ちゃんともは私が初めて観た舞台に立っていたし、応援している人と共演が多いから思いれがあるのかもしれないけど、それにしてはご飯を食べる気が起こらないくらい頭を殴られたようなショックを受けている。

 

 

 

 

 

 

言ってしまえば他人だ。

なのにすごくショックを受けている。なぜこんなにショックを受けているのだろう。応援してる人と共演していたからだろうか?応援している人と歳が近いからだろうか?思いれのある舞台に一緒に出演していたからだろうか?相手が有名で誰?みたいな反応をされているからだろうか?相手が元アイドルだからだろうか?相手が共演者だからだろうか?おそらくデキ婚だからだろうか?ちゃんと避妊できてないからだろうか?誕生日周辺に盛り上がってできた可能性がある子だからだろうか?舞台に立つという体を使う仕事なのに結婚より前に妊娠しているからだろうか?チェキ会が来週にあるのにこんな報告したからだろうか?いきなりの報告だったからだろうか?

 

 

 

 

 

 

俳優も1人の人間だ。だから結婚する自由も権利も子供を作る自由も権利もある。頭ではわかっているが、悲しいのだ。俳優も1人の人間だけど、どこかそれに目を逸らしているというか、スポットライトにあてられたキラキラ輝く舞台上に立っているか映像越しの俳優を観ているから同じ人間だということに実感をもててないのかもしれない。いきなり結婚して誰かのものになるから嫌なんだろうか?ブログやTwitterなどのSNSやファンイベントで俳優は身近な存在になっており、ファンからしたら俳優は大切な存在で、人によっては俳優中心に世界が回っているのに俳優からしたらファンは他人なのが寂しいのかもしれない。

 

 

 

 

 

どれも正解でどれも間違いな気がする。でも、俳優が1人の人間であるから結婚しても子供を作っても好きにすればいいと思うのと同時に、ファンも人間なのだからショックを受けてもいいし受け入れられなくてファンを降りてもいいと思う。人の気持ちをとやかく言う権利なんて誰にもないのだ。今日はとりあえず酒を浴びるように呑もうと思う。

茶の間に相手にされるうちが華

若手俳優界隈で何度も戦いが起こる茶の間戦争について、やっぱり私は茶の間に相手にされてるうちが華だと思う。

 

 

茶の間の嫌なところはお金を全くと言っていいくらいに落とさないのに、声がでかいところだと個人的に思う。『金=愛でも歴=愛でもありません。気持ちだけなら誰にも負けません』と声高々と長くファンをしていなくお金もかけてない茶の間が言うのだから面白いものである。でも、愛がなければお金をかけることも長く応援することもできないのだ。

 

 

しかし、最近はそういう発言する人自体少ないとは思う。最近多いのは、人気の.5作品にしか興味ないのに『推し』という言葉を使うオタクだ。この手のタイプは誰かがカノバレして炎上すれば、『付き合えると思ってたの』だの『カノバレごときて離れるなんて本当のファンじゃない』だの傷ついている俳優ファンに対して攻撃しているように見えるツイートをするのだ。応援していた人に彼女がいてそれがバレたことに対して怒りだったり悲しみを抱いているだけで、なぜ付き合いたかったと思うのか。彼女がいないと言っていたのに彼女がいたという嘘をつかれたこと、舞台俳優なんてテレビに出る芸能人とは違って週刊誌に取られることはほぼなく俳優の努力次第でバレることはないのにそれができない・しない馬鹿さ加減、リアコしていて彼女がいたことに対してショックを受ける人。まだまだ色々な理由がある。それを何も知らないかちょっとしか知らない人に勝手に自分の気持ちを決めつけられて馬鹿にされるのが嫌なのだ。

 

 

俳優を応援することは時間もお金もかかり、それだけ気持ちも大きくなる。俳優にお金や時間を使ってないからカノバレごときと言えるのだ。お金も時間も使ってないのに『本当のファン』を勝手に決めつけカノバレを受け入れるファンの私と受け取れるような発言をするのだ。(私はリアコではないが、そもそもリアコを馬鹿にする風潮が嫌いだ。好きになるという気持ちは自分でコントロールできるものではないし、相手に迷惑になっていなければ誰かに馬鹿にされていい感情ではない。)

 

 

しかし、茶の間の相手にされないとなるとそれはそれで悲しいというか問題だ。単純に席が埋まらない。俳優ファンなんてたかが知れてるので俳優ファンだけでは席を埋めるのは無理だ。数にはどう頑張っても勝てない。そして、DDにも見向きもされないというのは魅力がないと言っても過言じゃない。人を相手にする己が武器の俳優として致命的である。DDが騒ぐというのはそれだけ目を引く華が魅力があるということだ。

 

 

正直に言うと茶の間かDDが1番楽しいと思う。1人の人を長く・深く応援することは深い喜びは確かにあるが深い悲しみや苦しみを伴うこともあると思う。(彼に対してフィルターが厚く宗教も入っているからかもしれないが、彼に対してチケット関連以外で深い悲しみや苦しみを感じたことはない)しかし、茶の間は時間もお金もかけてないから失うものがほぼないし、DDは対象が多いので1つ失うものがあっても倒れることはないのだ。リスク分散は大事。

 

茶の間やDDは高校野球を家で観ているようなもので、色々なものを犠牲にして厳しい練習に耐えることなくクーラーの効いた部屋で感動を手に入れることが出来るのだ。

 

それがわかっててなぜ茶の間にならないのか。義務感で通うオタクが多いとは思うが、単純に何度でも俳優に会いたい・演技が観たいからだと考える。

 

ちょっと前の刀ステで彼と玉ちゃんが久しぶりに共演した。刀ステでの玉ちゃんの演技はびっくりするくらい上手になっていた。しかし、演技というものは一朝一夕で上手になるものではない。日々の努力があってこそ徐々に上手になっていくものだと思う。上手になっていてびっくりするというのはそれだけ俳優のことをずっとは見ていないということだ。私はその上手になっていく過程を見ていたい。その過程を見逃したくないから舞台を観に行っている。茶の間と俳優ファンどっちがいいとかではなく価値観の違いである。

 

 

ちょっと前にあった刀ステの悲伝では彼はいろんな記事や俳優やDDにすごいと持ち上げられていた。悲伝よりも前からなんだか彼は素晴らしい俳優だと持ち上げられる風潮があったが悲伝では異常な持ち上げられ方をしていたと思う。もちろん彼は素晴らしい俳優だと思うし彼が褒められるのは誇らしい。しかし、彼は悲伝だけ頑張っている訳でも悲伝だけすごい訳でもなく、いつでも一生懸命で前観た時よりもちょっと上手ないつも通りの演技をしていた。いつも通りなのに悲伝だけ褒められるのはなんだかモヤモヤした。彼のファンじゃなかったら彼の他の演技を観てきていないのは当たり前なのにわかっていてもモヤモヤした。褒められるために演技をしていないだろうし、私も彼が褒められるために演技を観にいってないが、やはり舞台は客があってこそのものだからどんなにいつも一生懸命演技をしていても観てくれる人がいない・少ないと話題にすらならないのだ。だからやはり私は茶の間に相手にされてるうちが華だと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(自分でブログを書いてて思ったのだが、重めの舞台を観てると気分も重くなりブログも重めになる。よく役に引っ張られる俳優の気持ちが少しわかった)

 

観た後に後悔しない舞台を作ってくれ

応援している俳優が2.5次元舞台にバチバチに出演していて言うことではないけど、2.5次元舞台は内容とそれにかかる時間とお金が見合ってない。好きの搾取である。



応援している俳優のことは好きだから彼の演技に約1万円を払うことはもったいないとは思わない。彼の演技には1万円の価値がある。でも舞台自体に1万円の価値はあるとは思えない。面白いものももちろんあるけど、大概は話が純粋に面白くない。長い原作を2、3時間にまとめているから内容が薄かったり突然だったりしたり、原作を読んでないと理解自体出来ないことも多く、原作の名前を名乗る必要があるのかというレベルで内容やキャラがぜんぜん違う舞台もある。




2.5次元舞台は原作を見たことない人も理解出来て面白く、原作見た人も満足出来るものではなくちゃいけないと思う。舞台とは、初見で内容を知らない人が観ても面白く、話を知っている人が気づく点があったり考察する余地が残されてて何回観ても面白くなくてはならないと思う。言うのは簡単でそれじゃ具体的にどうすればいいのかはわからない。全部理想論だけど、好みの問題もあるが何回観ても面白い舞台があるのは事実である。



でも、必要な話を入れないのに、俳優の笑いのセンスも欠片もない日替わりを入れるのは辞めてほしい。通う人のために日替わりを付けるのはわかるけど、ほとんどの俳優に笑いのセンスはないから面白くない。俳優の日替わりに対して拍手が起こるというのは面白かったではなく『頑張ったね』という努力賞だ。可哀想だから笑ってもらってるし拍手してもらっているのだ。そんな俳優を見たくないので安易に俳優に日替わりを託すのではなく、日替わりをするのならしっかり演出家と考えてほしい。





2.5次元ブームの時にハマった私が言うことではないけど、最近の.5業界は特に数打ちゃ当たる戦法だなと思う。今まで演技も歌も殺陣もダンスも練習してこなかった顔がいいだけの一般人が1ヶ月稽古しただけで、衣装や演出にお金が大してかかってないだろうお遊戯会でも原作が人気ならチケットは取れないほど人気である。短時間で少ないお金で儲けられるいい小金稼ぎである。商売としては間違ってない。でも、原作も俳優も使い捨ての2.5次元業界に未来はない。鉄は熱いうちに打てというがその通りでブームの時は何しても儲かる。でも、我々消費者は飽きっぽくて気まぐれだから、すぐに熱がなくなる。熱がある時は俳優がどんなことを言ってもどんな演技をしても好きだし、舞台も何見ても楽しいし面白い。だか、熱が冷めて冷静になってみると、俳優は演技が下手でいつも同じような演技をしてて、舞台は面白くない。飽きて当たり前である。



そんな飽きっぽい客を如何に正気に戻る前にお金を出させるかが次々と舞台を乱立するかになっている。確かに人は期間が空くと冷静になって熱がなくなってくる。1ヶ月俳優の演技を観ないともう好きじゃないかもと思うが、演技を観た瞬間にやっぱり好きと思ってしまう。でもどんなに期間を短くしても、人はいつかは熱が冷めて正気になってしまう。その正気になった時に魅力がないから人は離れるのであって、魅力があれば離れる人はいても残る人はいる。




だが、その魅力が難しい。単純に時間とお金が足りない。面白い舞台を作るにはお金と時間が必要だが、舞台の制作費にお金をかけることは難しいし、客が飽きっぽいのでしっかり時間を練って作ることが難しい。最近はイケメンの俳優が歌って踊ってファサすればいいんでしょといわんばかりの客を舐めたしょうもない舞台が多くなった気がする。火付け役になったであろう刀ミュは今までにない2部でキャラが歌って踊ってそれにペンラを振るという発想自体は普通の人には考えつかない素晴らしいエンタメだと思う。ミュージカルとは言えないが、死にかけの舞台業界においてオタクという客を家から引っ張り出して舞台に向かわすことに成功しているので商売としては成功だといえる。



俳優の魅力については、俳優は吐いて捨てるくらいいるからすぐに飽きられるのが怖いし、稽古期間は給料が出ないので生活のために短い稽古期間で舞台に出なくてはならない。少ない稽古期間でろくにレッスンもしてないから演技力や歌唱力などは対して上がってないのに、歳とともにだいたいの若手俳優の魅力の大部分である顔は劣化していくばかりである。



そして、少ない稽古期間で舞台に出るから演技力ないのはしょうがなくはないけどしょうがないとして、やる気がない・舞台が好きじゃない俳優もいる。舞台を観てると生だからか不思議と俳優の気持ちが伝わってくることがある。客に何がわかるのかという人もいるだろうけど、あの人やる気なかったな舞台嫌々してるんだろうなって思う人を調べると後から俳優を辞めていたり、炎上中だったり、最初は真剣じゃなかったと発言もする俳優もいたりするので間違ってはないと思う。1回しか観ていない特に俳優やキャラのファンじゃなくてもそう思ったので、俳優は特に中日に注意してほしい。






若手俳優の立場になってみると、テレビに出る俳優を見て俳優を目指そうと思ったり、イケメンだからその辺を歩いてたらスカウトされた人が多いと思う。(ブームになったからもちろん2.5次元舞台に憧れて俳優を目指した人もいるだろうけど少ないと思う)それで仕事が来たと思ったらよくわからない漫画やアニメやゲームの原作の舞台である。俳優といえばテレビに出演している菅田将暉吉沢亮山崎賢人を想像しているのに、肩透かしを食らってもしょうがない。彼らはイケメンなのでオタクカルチャーに理解が乏しいばかりかどちらかというと馬鹿にしていたポジションの人が多いだろう。




そして、人気舞台の人気キャラを勝ち取ってファンが増えても2.5次元舞台じゃなければ多くのファンは来てくれない。(人気舞台に出演するのは運とコネ)人気舞台に出てる時はキャーキャー言って一生応援しますと言ったファンはすぐいなくなる。.5の舞台も.5じゃない舞台も頑張ってるし、似たような見た目のオタクを頑張って覚えてファンサしてもオタクは離れていってしまう。努力して前より成長しているはずなのに、ファンは離れるし人気舞台の時にしか来てくれない。自分じゃなくてキャラが好きなだけとやる気がなくなり自信がなくなってもしょうがない。



それでいて給料は少ないし、頑張っていれば大きい舞台やテレビに出れるかと思えばそうではないし、オタクはキモイしストーカーもいるし、現実は優しくない。やる気がない俳優がいてもしょうがない状況である。








それでも私は演技が上手で熱意がある俳優の演技が観たい。何度観ても話が面白い舞台が観たい。世の中には娯楽が溢れている。例を出すと、同じ娯楽でもディズニーのワンデーの一般チケットの値段は7400円で、同じような時間を取る映画のチケットは1800円である。ディズニーのチケットよりお金を取っておいて、楽しい舞台といえるか。映画と同じ時間で映画よりお金を取っておいて映画より面白い舞台といえるか。胸を張って『はい』と答えられる人がどれくらいいるだろうか。



実際には、何ヶ月先からよくわからないチケットに人脈を駆使して応募して予定を空けておいて、地方なら飛行機や新幹線、夜行バスでお金と時間をよりかけて舞台を観に行っている。手紙も書くし、プレゼントも花も用意する人はいるし、大きい声では言えないが前方列や俳優の導線や客降りのために通路などの席を買ったりする。とても時間とお金がかかってるのにもとが取れない割に合わない趣味である。








彼らは俳優という職業だから生きていくのに舞台は必要だけど、私達は客で娯楽だから生きていくのに舞台は必要ないし、時間もお金も割に合わない趣味である。


ではなぜオタクが舞台を観に行くかというと、それは好きだからである。


原作や俳優が好きだから面白いかどうかわからなくても、時間やお金がかかっても、行きたくなくても、体が動いてしまうのだ。

これを好きの搾取と言わずなんと言えばいいのだろうか。頭のおかしい人?間違ってない。





時間もお金も割に合わない趣味なのに辞めることはできないから、せめて面白い舞台を作ってほしい。観た後に後悔しない舞台を作ってほしい。

HAPPY舞台のメモ

昨日、虚無リンピックというブログを読みました。ブログの貼り付け方がわからないので気になる人はTwitterで検索してください。



応援してる推しさんが出演している作品が割とあって共感の嵐でお友達とゲラゲラ笑えて楽しかったです。




オタクって好きならなんとしても多ステ・全通しなくちゃいけないって空気があって、面白くなくてもお金を払ってしまうんですよね。



そもそもチケットを取れるのはだいたい数ヶ月前でその時点では面白いかどうかがわからないので、面白くなかったら通わなくていいは暴論だなとも思います。観てから決めたらいい席は確保出来ないし、面白くなくて行かないという選択をしようにも手元には多数のチケットがあって、チケットは安くないのでお金をドブに捨てる訳にもいかなく行かざるを得ない状況ですよね。

それで足元を見られて面白くない上にぜんぜんお金がかかってないしょうもない舞台が、2.5次元ブームが流行ったのもあって、次から次へと生み出されていってます。(個人的な感想です)

2.5次元制作の大手である運営の物販が数年前から進歩が全く見えないのもオタクが舐められているからだと思いますし、某脚本家に仕事があるのも利益が出てるから仕事が行くんでしょうね。

私はオタクのそのどうしようもない虚無感を笑いに昇華しようというランキング嫌いじゃないです。








一応俳優ファンなので彼が出演してた作品については概ねわかるんですが、他の作品もわりと知ってたし同担のオタクも他の舞台のことも知ってました。彼のファンはDDが多めなのもあると思うんですが、彼が演技が好きなので舞台が好きで色んな舞台を観に行くオタクが多いような気がします。俳優とオタクは似るっていうやつですかね。






お友達と虚無舞台についてあるあると笑った帰り道に楽しかった舞台ってなんだろうと思い、メモ替わりに書いておこうと思います。





個人的に観てよかったHAPPY舞台は

🚴ペダステ

🌸薄ミュ

🌺少年社中さんに客演にいったもの

☠髑髏城

🌼エーステ


ですかね。







🚴舞台弱虫ペダル(直線鬼以外)🚴

ペダステはですね、彼に出会ったきっかけであり舞台にハマったきっかけでもあるので他の舞台より思い入れが深いです。




実写映画化みたいにストーリーもキャラも制作や俳優の都合のいいようにされて、舞台も原作が大切にされてないんじゃないかと思ってたんですが、ペダステは原作が大切にされているように感じました。



人によってはこんなのぜんぜん〜くん(キャラ名)じゃないって思う人もいると思いますし、ギャグのシーンでキャラ崩壊しがちなキャラもいます。


でも、面倒臭いオタクなのでストーリーもキャラもなにもかも原作通りの舞台だったらそれこそ原作のマンガやアニメを見ればいいのでは?と考えるので、ペダステは原作を大切にしつつ舞台ならではの演出があるので観ていて楽しいです。




キャラ崩壊ぎみなところはありますが、シリアスのここは抑えてほしい重要なシーンは茶化さずに抑えてくれているので笑いとのメリハリがあって好きです。オタクに通ってもらうために若手俳優が面白くもない日替わりをよくしてますけど、ペダステは面白い日替わりが多いのもオススメです。




弱ペダの熱くて泥臭い雰囲気と演出のシャトナーさんの熱くて泥臭くて古典的だけど画期的な演出がとてもマッチしてます。


ミニハードルみたいなものをサドルに見立てて走り続けるという過酷な舞台なので役者も本気で取り掛からないと危なく、それこそ酸欠で死にそうになりながら演じているので、役者から伝わる熱意の波動が凄まじいです。なんだかんだいってもペダステに出てる俳優さんのことをみんな好きなのはそういう部分が大きいように思います。



それと個人的には吉本新喜劇で育ったのでコッテコテのネタが面白くてしょうがないです。キャストも関西圏出身が多くて笑いのノリが合うのだと思います。



原作を読んでるととても楽しいけど、原作を読んでなくても楽しいと思いますので機会があったら観てください。特に許してやったらどうやを正しい発音で言えない方はぜひ観てください。







🌸ミュージカル薄桜鬼・少年社中さん🌺

これはもう毛利さんの演出が好きというしかないです。私が舞台にハマったのが遅かったのでDVDで観たものが多いのが残念です。


初期の薄ミュは2.5作品が少なく、みんな駆け出しで稽古期間が豊富にあったので丁寧に作られてます。そのおかげでだいたいみんな今でも大切にしてくれるのが嬉しいです。それとキャストがだんだん演技や殺陣や歌が上手になっていきます。




乙ゲー原作なので攻略キャラの√ごとに公演があってどのキャラの√から観てもいいです。ですが、斎藤、沖田、土方、風間、東堂篇をやった後に次は最後の攻略キャラの原田篇かなと思ったところに原田篇飛ばして過去の黎明録や新選組奇譚をやり、更にその後に原田篇をし、さらに原田篇の後に再び土方篇をするというよくわからないことになっています。


黎明録の時もいきなりのキャス変と次の舞台の傾向に戸惑いまくった記憶があります。しかも、キャス変するキャラとキャラ変しないキャラがあり、続投なのかキャス変なのかがわからずいつキャス変するかとビクビクしてて闇鍋状態でした。




ペダステや薄ミュ、この間のあんステといい大人の事情ですね。



少年社中さんの作風は、主人公である少年や若者が架空世界を舞台に、様々な人物と出逢い困難を乗り越えて行く、ファンタジー色の強い作風が特徴(wiki)だそうでそんなの二次元オタクは好きにならざるを得なくないですか?



客演で色々な俳優が出演していることが多いので、2.5次元舞台を観て舞台を好きになって2.5次元以外の舞台は興味はあるけど踏み出せないという人は観やすいんではないかと思います。彼が出演してた舞台と薄ミュくらいしか観てないんですが毛利さんの舞台を観た後は、良いものをみたな〜面白かったな〜って思える舞台です。







☠髑髏城の七人 season月 下弦の月

大手の劇団だけあってとても面白いです。面白いとしか言えません。


この舞台は花鳥風月のシリーズで同じストーリーを違う役者、演出で行う舞台です。花鳥風は観てないんですがそうそうたる顔ぶれで、月はダブルチーム上弦の月はテレビによく出る若いファンが多いであろう俳優を起用し若いファンを取り込もうとし、下弦の月は声優や2.5次元舞台に出てる俳優を起用することによってオタクを取り込もうとしています。固定ファンがついていて人気なのにそれ以外のファンを取り込もうとする貪欲さに痺れます。



普段は2.5次元舞台を観ることが多いのでまず制作費が違いすぎてお金のかかりようにビビり倒しました。専用の360°回転シアター、デイモン閣下の歌が鳴り響き、雨は降るしなんと川があります。



それでいて、舞台の内容は歌って踊って笑えてちょっぴり泣けて王道中の王道でした。織田信長を題材にしておりオタクにとってもポピュラーでわかりやすく、ストーリーも昔は仲間だったキャラが仲違いし戦ったり、仲間だったキャラが敵になったりキャラの対比もあり、オタクはそういうの大好きです。ストーリーが誰が観ても王道でわかりやすく、エンタメ性が高く楽しいのに、最後には感動もして、それでいて考える余地もあるという素晴らしい舞台でした。


ストーリーがバチバチに面白くて約4時間もあったのにぜんぜん眠くなることがなく夢中になってたらいつの間にか終わりました。いい舞台というのは眠くならないし時間がすぎるのが早いですよね。


新しいことにチャレンジしていて画期的なのに王道で面白いという最高の舞台でした。

エンタメ性が高い舞台や少年漫画的な王道が好きな人に観てほしい作品です。






🌼MANKAI STAGE A3!

これぞ2.5次元舞台だ!ネルケだ!わっしょーい!という舞台で、初めて2.5次元舞台を好きになった時の気持ちを再び味わえました。


演出の松崎さんの他の舞台を観劇した時に私とは好みが合わず、警戒してたのが嘘のように面白かったです。




ただただ観ていて面白いし幸福度が高いです。2.5次元舞台はストーリーがおかしい脚本だったり、原作をほんとに読んでるのか疑う演出家だったり、演技が下手な俳優やキャラというより演じる俳優まんまだったりと、どこかしらイライラポイントがあるのに対して、エーステは脚本、演出、演者、どれをとってもイライラするところがなかったです。話が初見でもわかりやすく出来ているがストーリーやキャラに重要なポイントは抑えて纏まっており、もう一息という俳優が1人いますがキャラ的にも許容範囲ですし、出てくる俳優みんながちゃんとしたキャラに見えてみんな演技が上手でした。



俳優の努力やポテンシャルの高さもあるだろうけど、みんながちゃんとしてるっということは演出家の指導がいいんだろうと思います。いい演出家の指導の元稽古期間をしっかり取ればいい演技が出来上がるという正しい例です。


やっぱり歌って踊って笑ってちょっぴり泣けてという王道の話が好きなのでとても楽しかったです。千秋楽でキャラに変化が起きて演出が変わったのもキャラ達と一緒に時を歩めていた感じがして最高でした。




演者やネルケのスケージュールだったり大人の事情で東京凱旋公演がまだ残っておりライビュもあるので、2.5次元舞台に興味はあるけど踏み出せない人や2.5次元界隈に疲れたオタクに特に観てほしい作品です。











メモにしては文章力が多くなりました。振り返る内に私は舞台の話は歌って踊って(走って)笑えてちょっぴり泣けてという王道の話が好きで、演出が画期的な挑戦をする舞台が好きなんだと思います。このような舞台が他にもあるなら是非紹介してください。

私から見た鈴木拡樹という若手俳優

若手俳優という括りであるけど若手というには年を取りすぎている鈴木拡樹という舞台俳優を応援している。

先日、舞台俳優が引退を発表していた。決して仕事がなかった訳でもなく、もう事務所と周りと話し合っていて引退は決定事項で舞台俳優であってもその人の人生なのでヲタクはこういう時なにも出来ないなともどかしい気持ちになった。私は彼が引退する時笑顔で送り出すことが出来るだろうか。




彼のファンになったきっかけは在り来りだけど、舞台弱虫ペダル 通称ペダステのThe Winnerを観てからだった。私は2次オタクで弱ペダに当時ハマっていて(もちろん今でも好きだけど)実写化に対してあまりいいイメージがなかったが、仲がいいフォロワーさんがペダステにハマっていたため興味本意で観に行った。

 

私の推しは真波山岳くんで、彼のことは荒北にしてはイケメンだなという認識だった。そんな認識だった彼の演技を観て度肝を抜かれた。そこには荒北靖友がいたのだ。決して真波くん役の植ちゃんがキャラじゃないというわけでも他のキャストが似てないという訳でもなく、むしろ植ちゃんの真波くんは推しキャラを演じる俳優に厳しい私だけど100点満点の真波山岳で大好きだ。彼がいなくても植ちゃんの舞台を観に行くくらい好きな俳優だ。


でも、なぜだか推しキャラを演じているわけでもないのに彼から目が離せなくなってしまった。私の顔の好みは染様とか高橋くんとか矢田ちゃんとか派手顔のキラキラしたイケメンが好きだ。でも、彼は決してブスというわけではないが、すっごいイケメンというわけではないし薄顔の整ってる青年という印象。


顔も好みじゃなく好きなキャラでもなかった彼を応援しようと思ったのは、自分でもよくわからない。当時は溢れ出す多幸感にただただ興奮していて情緒が凄まじかった。今になって思うと彼の演技に一目惚れをしたのだと思う。




彼のファンになって彼のペダステ以外の作品も気になり観劇に行った。

私は彼が手を抜いているところをみたことがない。片手で足りるくらいの観劇しか毎回してないのもあるだろうが、それでも4年目?になるのにどの作品にも真摯にひたむきに向き合ってくれている。

私の語彙力がないばかりに他人と比べることになるが、舞台俳優の中には、手を抜いている回があったり、人気作だけ力が入って人気がない作品はやる気がなかったり、舞台が好きじゃないんだろうなと感じる人もいる。それが今まで1回も彼にはなくていつもいい演技を魅せてくれる。そこが彼の好きなところだ。

舞台のいいところも悪いところも生だから気持ちがダイレクトに伝わるところだと思う。客は思ったよりも観てるから頑張っても報われないってひねくれないでほしい。人気作の人気キャラが多くの見られるチャンスを掴むだけで観ている人は見ている思う。



彼を応援して4年目?になっても彼のことはよくわかってなくて、ファンになってぼちぼち彼の情報を集めたり話を聞いたりしているが知れば知るほどよくわからなくなる。

ぜんぜん怒らない人でいつもニコニコみんなの後ろで微笑んでいること、スイカが好きなこと、舞台が終わったら袖のモニターでお客さんを見て礼をしていること、見た目があんまり変わってないこと、睡眠をとる時はファラオみたいに寝ること、機械音痴なところ、大阪出身なこと、元美容師なこと……… 

知っていることは増えているのに彼のことがよくわからない。でもそれは彼が秘密にしている訳ではなく多くは語らないけれど、彼は聞いたら普通に答えてくれる。それなのに掴みどころのない不思議な人だと思う。人は理解したら飽きると思うので、追いかけても追いかけてもよくわからない彼はそれはそれで彼の魅力で好きなところだけど、出会いが2.5次元舞台だったのも手伝って彼のことはどこか次元の違う神みたいに感じていた。


しかし、彼のけっこう昔のDVDを観た時には初々しくてかわいらしい演技をしているが、演技がお世辞にも上手とは言えずにびっくりした。今では周りは彼のことを『すごい人』『神みたいな人』ってこれでもかってくらい持ち上げているし、私も彼に対して分厚いフィルターがかかっているし崇拝しているところもある。だけど、彼は決して最初から演技の神様に愛された訳では無くて、一歩づつ演技に対して真摯に向き合って演技の神様を追いかけてやっと振り向いてもらったんじゃないかと思ったら、神様みたいに思っていた彼が人間なんだなと感じられて彼のことがより好きになった。



それでもやっぱり彼は掴み所のない不思議な人だって印象は変わってないし、当たり前だけど彼のことを100%理解できる日は来ないと思う。私が感じる彼は間違っているかもしれないしそれでもいい。


からしたら見たものが全てで、私からみた彼が素晴らしい俳優ということは変わらないのだから